目次
最初に
文章の途中途中に「※」があります。
「※」は、
ただの個人的感想にならないよう、
具体例や理論,学問的な見解等を使った、
客観性(データ等)に裏付けされてるよ
という意味になるのでご了承下さい。
では本題に入ります。
大人だって褒められたい。
否定的でも、無反応でも、やる気は失せる
褒める
ことは、
子どもにとって、
とても重要なこと
と言われています。
でも、
子どもでなくても、
大人だって褒められたいですよね。
例えばいつもしている家事。
汚れた衣服を洗濯し、
干してはたたむ。
健康、体力も含めて、
全ての活動の元になる上に、
「ただ摂取すれば良い」でもなく、
おいしくなるように作る料理。
お部屋の掃除に、
重くて時間もかかる買い物。
どれも当たり前です。
が、どれだけお金を得ようが、
家事があってこその「生活」
です。
満たされた「生活」を送るため、
心穏やかな「毎日」のための
「必須の基盤」です。
だから家事を専業にする方も、
「当たり前」と流されるのではなく、
「褒められたい」と思いますよね。
もしもこれが、
家事なんてやって当たり前だ!
褒められるものではない!
という人がいるならば、
その人のために家事をしようとは思いません。
姑や旦那が嫌われる原因No1です。
とても昭和的な感じですね。
サラリーマンも同じ。
やりたくない事はたくさんあります。
何故頭を下げないといけないのか?
理不尽に怒られることもあります。
それでも、
自分や家族含めての
みんなの生活や、
みんなの楽しみ(レジャーや食事)
のために働いています。
もしもこれが、
お金を稼ぐなんて、
生きるために当たり前だろ!
仕事なんだから理不尽とか文句言うな!
と言われたら、
その人のために働こうとは思いません。
そんな家庭に帰りたくありません。
そんな経営者の元にいたくありません。
人間は、
合理的に選択すること※もあれば、
※「生活」という合理的理由で、
活動を続ける(仕事や家事)
感情で選択すること※もあります。
※仕事や家事で感情的になる
面倒でついさぼってしまう
浪費や衝動買いする 等々
なので、
人から「褒められる」
人から「認められる」
という事がほとんど無いならば、
「なんのためにやってるのか?」と
「合理的ではない選択」
に走る傾向がより強まる
ことになります。
ただ褒めれば良いのか?
褒めらることが無いなら、
「ただ褒めれば」良いじゃない。
となって当たり前です。
「パンが無ければ、
ケーキを食べれば良いじゃない」
とマリーアントワネット理論※のように
強引にこうなる。
※マリーアントワネット理論という単語は有りません。
「そう言った」とされてますが、実際は不明です。
ここでは例えとして使っています。
本当に人は
ただ褒めれば良い
のでしょうか?
褒めることの良い変化
褒める事の効果としては、
自己肯定感が上がる。
やる気が出る。
➡だから行動をする。
などがあげられます。
もう少し正確に、
科学的に言うならば、
人は「報酬」を受けることで、
その「報酬」をもう一度もらおうと、
その行動を繰り返す。
ということを人はします。
これは生物全般同じなんです。
ご存じの方も多いとは思いますが、
動物の実験などでも、
「ボタンを押すと餌が出てくる」
という仕掛けを作れば、
ずっとボタンを押し続ける。
という有名な結果が有ります。
ボタンを押す(行動する)と、
餌(報酬)が出てくる。
だから行動(ボタン押し)を繰り返す。
人間も同じなんです。
依存症(ギャンブル※やお酒等)も
基本同じ仕組みなのです。
※ギャンブルは「間欠強化」という
仕組みが加わり、
余計に依存性が増すのです。
恋愛もあるかもしれません。
お酒は間欠強化ではないかな…
依存症にはお気を付けを!
だから
「褒めれば(報酬与えれば)良い」
というのは正しそうに見えます。
大体本に書かれる内容や、
インターネットの記事は、
単調な結論で終わることが多いです。
さてでは本当にそうなのか?
ここから「考える力」を使います。
正しく「疑問」に思う事→
クリティカルシンキングを行う
宣伝や広告が絡む、
CM,ネットニュースや記事は、
ほぼ「メリット」しかいいません。
青汁やヒアルロン酸、
グルコサミン、プロテインetc
別にこれら商品が嫌いでも、
恨みがあるわけでもありません。
なんでもいいですが、
デメリットって聞いたことあります?
CMで流れるはずがありません。
だって売れなくなるから。
例えば最近みんな大好き
プロテイン(タンパク質)
タンパク質は人類みな必要です。
間違いありません。
ここ最近は特に、
筋肉を作ろうと思わない人でも、
みんな「タンパク質」を取ろうとします。
なんとなく、
マッチョな人がみんなしてるし、
世間のみんな言ってるし、
各社商品だすから正しい。
なんて思いますよね?
でもね、
取りすぎるとどうなるか知ってますか?
腎臓にダメージが有ります※
※腎臓は血液中の不要物を濾して、
綺麗にする機能が有ります。
しかしタンパク質の取りすぎは、
濾す機能にダメージを与え、
ダメージも一生回復しません。
最近はお医者さんでも言われます。
そもそも一日の普通の食事で、
どれだけのタンパク質が取れてるか?
計算したことありますか?
みんな食事のタンパク質量を把握しながら、
プロテインとして、
別補給しているのでしょうか?
きっと違うはずです。
各社の宣伝、広告のままに、
補給しているのがほとんど
じゃないでしょうか?
グルコサミンも
有意な効果はない※
とするのが現状の見解です。
※鷲のマークの大正製薬HPより抜粋
該当ページは→ここ←
複数論文からの「現状」の結論
人のいう事を鵜呑みにせず
「正しく疑問に思うこと」
これは「クリティカルシンキング」
という考え方で、
ノーベル賞受賞者達も重要だ!と言う
とても重要な「考える力」です。
(参照:世界を切り開く考える力)
きっと
面倒だな・・・
と思う方も多いと思います。
が、そう思うことが、
世間で「考える力」を持つ人は少ない
という証拠なんです。
では正しく疑問に思ってみます。
「褒め(報酬与え)れば良い」は、
本当にメリットだけなのか?
メリットが有れば、デメリットもある。
ラテラルシンキングで発想(視点)は2倍
メリットがあれば、
デメリットもある。
「表裏」を「一緒に考える」
ことは重要なことです。
「対立」することを一緒に考える
と言えます。
長いなら、短いものも一緒に考える
明るいなら、暗いものも一緒に考える
遠いなら、近いものも一緒に考える
「対立」を一緒に考えることで
発想(気づく)量が一気に2倍
になります。
これは
ラテラルシンキング
という「考える力」の部類に入ります。
ではこの対立から出た、
デメリットを考えてみましょう。
なんでもただ褒められるようになれば、
「なんでも褒められる自分は凄いんだ!」
と勘違いや根拠のない自信を持ち始め、
➡自慢、正しさ、自己主張が過ぎる※
※生物として「他よりも優れている」事
を異性にアピールすることは正しいこと。
ですが…
人は知性を持っているだけに、
動物のような単純なアピールに留まらず
言動でその度を簡単に過ぎてしまう。
➡人を見下す※
※自分は凄い→他人は凄くない(対比効果)
➡ちょっとした事で挫ける
挫折に異常に弱くなる※
※気分は褒める事で盛り上がるが、
実力が伴わないので、
ちょっとした事も乗り切れず、
現実との乖離(落ち込む)頻度も増え、
人より多くの挫折感を味わう状態。
おもったより地獄・・・
ここでデメリットも出てきました。
どうもデメリットを考慮すると
ただ「褒めるだけ」はまずそうです。
表(メリット)
と
裏(デメリット)
二つの視点(発想)をもって、
検討することができました。
「考える力」があれば、
多くの視点を持って、
物事を検討することが出来ます。
なので「考える力」を、
身につけておくことで、
社会でも大きく役立つ
「自分の考え、意見」を
発信してゆけると思います。
しかしこれだけでは足りません。
実はここで一つ入れておく
「知識」があります。
褒めるについての知識
実は
褒めるにも「種類」があります
このことを知識として
知っておかないと
褒める方向が違う…
となってしまうんです。
方向が違うとどうなるか?
最近で言えば、
BIGモーターの不祥事。
お客様の大切な修理車に、
BIGモーター自ら傷を増やし、
修理代金を水増し請求する。
傷も売上も爆増わっはっは…
というこの前代未聞の不祥事。
「褒める方向性が違う」
ことから発生している。
といって過言ではありません。
昭和時代の経営者の褒め方
中小企業診断士なので、
そういう表現をさせてもらいます。
少なくとも
ブラック企業
と呼ばれる会社は、
褒める方向性が昭和
で統一されています。
何に対して褒めているか?
多くの方が、
「褒める」という方向性を、
勘違いしているんじゃないか?
と思っています。
これが「知識」で賄う部分です。
実はこのことについての
実験があります。
教育経済学と言われる分野の実験です。
と今回はここまで。
次回以降は、
褒め方の「種類」についてや
そもそもの、
褒める事の必要性や関係性について、
書いていこうと思います。
ここまでご覧頂き、
ありがとうございました。
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